切り返し

この稽古は 正面打ち、体当たり、左右の面打ちと剣道の基礎中の基礎がすべて凝縮されている稽古です。ですから、初心者も 熟練者も必ず 行わねばならないと言っても過言ではありません。結武館でも 稽古の最初と最後は必ず切り返しですよね。
この切り返しは、技術的なことのみならず 気力、体力、呼吸、間合いなど すべての事柄を一度に 学べる お得な稽古方法なのです(笑)。私達も 大学の時は 切り返しだけで 30分くらいしていましたし、大阪の名門と呼ばれる高校では 切り返しを稽古の始めに 1時間はたっぷりやるそうです。

約束稽古

これは 他の稽古と最も見分けのつきやすい 稽古です(笑)。あらかじめ 打突部位を決めておき (例えば面、小手など) 相手があけてくれたところを 正しく打つ稽古です。この稽古は文字通りすべての基本になります。 止まっていてしかも 打たせてくれているにもかかわらず 面に当たらなかったり 小手に当たらなかったりするようでは 話になりません。素振り稽古をしっかりとし 打突部位を正しく打てるようになるために 非常に大切な稽古です。 始めは「ゆっくり、大きく、正確に」を目標にしますが、徐々に「速く、強く、正確に」を目差すようにします。ともすれば 単調になってしまい流してしまったり、おろそかにしてしまいがちになります。また、 大人になるとなかなか基本稽古(約束稽古)をする機会に恵まれなくなってしまいますが いつも基本に 立ち返ると言うのは 大切なことです。

色々な基本稽古